店舗内装のレイアウトは集客、飲食店における客単価のみならず、スタッフの動線や使い勝手など、売上コストにも大きく影響します。店舗レイアウトの基本や導線の決め方などの基本知識がなければ、営業を開始してから、とても苦労してしまうようです。店舗内装を作ってからの手遅れになる前に、店舗内装におけるレイアウトの基本について説明していきます。

店舗のレイアウトにおける席数と距離感について

飲食店の店舗内装においては席数が多寡により、売上げの上限が決まるため、席数が多いほど良いのです。しかし、広さに沿って程よい席数が決まっていますので、限度を超えないように注意しましょう。

席数は一般的に一坪あたり、1~1.5席程度が標準といわれています。都市部では、1.5席、地方ではゆったりとした造りで1席ほどを目安にすると良いでしょう。坪数に沿った席数を考慮したうえでレイアウトを考えましょう。

広い店舗のレイアウトは?

広い店舗は、客数や客単価を稼げるので、飲食店を開業予定の場合、イベント、パーティー、宴会などの大人数に対応できるようなレイアウトを考えると良いでしょう。普段から大広間になっているようなレイアウトではなく、通常は少人数の席で使用し、大人数の予約がある場合は、それに対応してレイアウト変更できるのが望ましいです。しかし、時流により、大人数の宴会が減っているため、主に少人数での飲食に向けて、個室のような内装のレイアウトをメインにしつつ、柔軟に対応できるようにしましょう。

店内の空調のバランスを考えてレイアウトしよう

人が出入りすることが多い、店舗の空間は、外気の寒暖に影響が少ないよう空調に配慮し、暖房費を抑えるレイアウトを考える必要があります。特にダクトの排気などにより、店内の温度が変わるため、冷暖房費がかさむ場合があるため、注意しましょう。

スタッフの動線を考えてレイアウトすることで人件費が削減できる

動線とは、人が自然に建物の中を動く時に通ると思われる経路を線であらわしたものです。この動線を考えた店舗内のレイアウトをすることで、スタッフの人数を抑えられ、また顧客満足のいくサービスを提供することにもつながります。客席とレジ、客席と厨房などの動線を考えた、作業効率の良いレイアウトを行いましょう。

飲食店での良い導線とは、お客様の動く導線とスタッフが動く導線が分かれていることです。同じ導線を使うと、お客様とスタッフがぶつかったり、お客様が配膳するスタッフに気をつけなければならなくなり、居心地が悪くなります。お客様が通る導線を考え、別にスタッフの作業効率が良い導線を作りましょう。

物販を行う店舗では、回遊導線と言って、店舗をぐるりと回る導線を作っています。それは、多くの商品を見てもらうためや、販売力を上げるディスプレイを設置するために必要になります。

良いレイアウトをすることは、お客様にとっても、スタッフにとっても、店舗を開業するオーナーにとってもメリットがあります。安さや見た目のデザインだけではない十分な配慮をして、良い店舗づくりをしていきましょう。もし、店舗の基本レイアウトが分からない場合は、プロにお任せするのが一番です。まずは、プロにレイアウトや見積もりの提案をいただくことがオススメですよ。

店舗内装について

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