カフェを営業開始してから、レイアウトを見直すことがよくあります。その理由は、実は『導線』についてです。

導線とは、スタッフやお客様が通る道のことを言います。カフェ内装では、スタッフの導線とお客様の導線をスムーズに動けるように考えなければいけません。導線が悪いと、スタッフの作業効率が悪く、お客様も居心地が悪く感じられるなど、問題が発生します。

ここでは、売り上げやコストにも関わる、カフェ内装のお大切なレイアウトや導線について説明します。

カフェ内装で客席のレイアウトはどうしたらよいか?

お客様をたくさん入れるためには、客席が必要となります。しかし、客席を増やしても、お客様が来店しないと意味がありません。そこで、2人席を設置して、狭すぎず、広すぎない適度なレイアウトを作りましょう。

くつろげるカフェ内装を目指すなら、お客様同士の視線が合わないように、客席をずらしたレイアウトや目隠しとなる仕切りや観葉植物など配置したレイアウトを考えましょう。

カフェ内装のスタッフ導線を決めるポイントとは?

スタッフの導線を考えるためには、厨房設備のレイアウトにも配慮が必要です。まず、調理がしやすいように、食材を冷蔵庫から出して、シンクで洗い、調理台で調理し、コンロで加熱し、最後に盛り付けができるスペースがあるレイアウトを作ることが、厨房内でのスタッフが効率的に動ける良い導線になります。

また、客席での給仕する際に、動きやすい大きめの導線を確保することが重要です。食事を運ぶ際に、客席と厨房が最短距離になる導線や、客席に座るお客様にぶつからないように通れる導線の確保が必須となります。

お客様の導線を考えるポイントとは?

お客様がカフェ店内を動く時の導線はほぼ3つに決まっています。

  1. 入店から客席までの導線。
  2. 客席からトイレまでの導線。
  3. お帰りになるための導線。

お客様導線はこの3つとなるため、スタッフ導線と重ならないようにレイアウトを考えましょう。また、雑貨などを販売するカフェの場合、お客様に商品を見てもらうため、滞在時間を上げるように、お客様導線は長くしたレイアウトを作っているところもあります。

カフェ内装のレイアウトや導線で売り上げ、人材定着率が変わる

カフェ内装は限られたスペースの中で、スタッフが効率良く動くための導線とレイアウトを考えることは必須です。カフェ開業前に、実際に働く人数でシミュレーションしてみましょう。この作業効率が後々、大きなコストとなります。

動きにくい導線やレイアウトでは、スタッフの不満にも繋がり、人材の定着の問題にもなります。そのため、カフェ内装に大切なレイアウトや導線は、しっかりと考えて作りましょう。

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