カフェを開業するための物件選びは、確認する項目が多数あります。たとえば、必要な設備が導入できるか、また居抜き物件の場合、設置されているか、変更できるかなど、確認しなければいけません。特に、カフェの営業に欠かせない、水道(水回り)、ガス、電気、空調の配管、容量、配電の設備等があるか、また、必要な容量を満たしているかなどの項目をしっかりと確認しなければいけません。
ここでは、カフェを開業する物件選びは、どのような項目を確認すべきか、説明します。
カフェ開業の物件の設備はどこをチェックするか?
カフェ開業で必要な設備の中でも、特に重要なものは、水道(水回り)、ガス、電気、空調となります。それぞれについて、チェックする項目の詳細を説明します。
水道(水回り)の給排水管のチェック
カフェは調理だけでなく、食器洗浄でも水を大量に使います。そのため、水回りは大変重要なポイントです。保健所の許可にもありますが、厨房の中で、調理用と食器洗浄用に最低2つ以上の水道は必要になります。また、厨房だけでなく、スタッフ、お客様用のそれぞれの手洗設備も必要になります。
カフェには排水設備として、グリストラップの設置が義務付けられています。スケルトンの物件では、グリストラップの導入可能か確認しましょう。または、居抜き物件でも排水設備が衛生的である物件を選びましょう。
ガスの設備をチェックする
ガスの容量は物件の契約時に決まっています。もし、あなたのカフェの厨房設備で、大きな火力を使いたい場合は、ガスの配管の変更する必要があります。また、厨房設備によって、ガスの容量不足で使えない可能性もあります。物件選びの前に、必要なガス設備の容量を調べておきましょう。
電気容量をチェックする
カフェの設備を使うためには、必要な設備の電気容量を計算する必要があります。物件によっては、電気容量が足りず、電気容量を増やす手続きや工事が必要になります。また、容量がギリギリの場合、夏場など空調設備をフル稼働して、ブレーカーが落ちてしまうのなど問題が発生する場合もあります。物件が契約している容量をチェックするか、容量に余裕のある物件を選びましょう。
電気がストップしていますと、カフェの営業ができなくなるだけでなく、設備の故障、食材の廃棄など、コスト負担の大きな問題となりますので、事前にチェックしてください。
空調設備をチェック
カフェを営業開始してからしか気づかない、空調設備のトラブル。それは、満席時で空調の容量が足りず、室温を下げることができない場合があります。また、上手く換気ができずに、居心地の悪いカフェになってしまう場合もあります。
カフェで過ごしやすい空間づくりをするためには、空調設備は大切な設備と言えます。目に見えず、確認事項から外れやすいのが実は空調設備です。居抜き物件選びは、実際に2~3時間は空調を稼働させて、部屋の温度を確認しましょう。
カフェの物件の設備項目のチェックはプロと一緒に行うこと
カフェは一般的な住宅と異なり、水道(水回り)、ガス、電気を大量に使用して営業しています。また、水道、ガス、電気、空調の全て設備を使って営業しているため、どれも重要なものとなるため、素人判断だけでのチェックは危険です。出来るだけ、物件契約する前に、内装工事を依頼する業者さんと一緒に確認することをオススメします。
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