カフェを開業する前に考えておくのが、万が一に備えた保険です。カフェ開業後のリスクとして、火事や盗難、食中毒などの事故があります。事故が起こってしまっては、大きな出費があるだけでなく、その対応方法で、お店の信用にも影響します。

ここでは、万が一に備えたカフェ開業で検討すべき保険について説明します。

カフェ開業のための保険の種類とは?

カフェ開業の保険は様々なものがあります。お客様の怪我や盗難に対しての保険、建物や什器、備品に対する保険から、事故により、店舗が休業した場合の保険などもあります。それぞれの保険について説明します。

お客様に対する賠償責任保険

賠償責任保険とは、カフェ内で発生したお客様のけがや盗難などに対しての保険です。カフェの欠陥や従業員やスタッフの作業による事故で、お客様にケガをさせたり、お客様の物に損害を与えたりといった、法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。お客様に対しての保険のため、加入は第一に検討しましょう。

カフェ全体を守る店舗総合保険

カフェの建物や什器、備品、商品、材料などを幅広く損害や費用を補償してくれるのが、店舗総合保険です。幅広く保障をしていますが、保険会社によって、保障費用や保険料が違うため、しっかりと調べて加入を検討しましょう。

設備がリースの場合、リース会社との間で保険に加入している場合があります。その場合、加入した保険と保障範囲が重なると、保障は大きくなりますが、保険代の負担は高くなりますので、注意しましょう。

カフェが休業になった場合の保障、店舗休業保険

カフェが偶然の事故により、営業の休止、または阻害された場合の損害を保障します。火事だけでなく、暴風や水害などの災害での休業やライフラインの停止による休業も保障範囲になります。

店舗休業保険は、カフェの営業が阻害された場合の損失した粗利益が補償されます。保険の契約金額は、1日当たりの粗利益額を基準に設定されます。 また、粗利益の算出方法は、年間粗利益より算出する方法と、従業員1人当たり粗利益額表によって算出する方法があります。

火災保険だけでは、損害をすべて補償できない場合には、火災保険の特約や店舗休業保険などでカバーできるように検討しましょう。

カフェ開業で検討するべき保険加入とは?

カフェを開業して、実際に事故が起きてからは、損害金は自己負担です。特にお客様への損害金やスタッフの事故に対しての損害金は多大なものであり、個人では責任を負うのはとても困難です。だからこそ、カフェ開業前に保険加入を検討しましょう。

また、上記保険だけでは、保障が全てカバー出来ない場合もあります。そのため、保険代理店など、必ず保険のプロに相談して、保険加入や特約の追加なども検討しましょう。

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