店舗を開業する場合の費用総額は、店舗の広さ、立地、内装デザイン、設備機器など、様々な要素により決定します。店舗開業に必要な資金の準備や予算を立てるためにも、総額がどのくらいになるか知る必要があります。ここでは、店舗を開業するのには、どんな事にどのくらい費用がかかるのかを見ていきます。
店舗開業にかかる費用は大きく分けて3つ
開業の際にかかる主な費用は、初期費用と工事費用と準備費用です。その内訳は以下の通りです。
- ①店舗物件取得に関する初期費用(敷金、補償金、前家賃、仲介手数料等)
- ②店舗の設計や施工などに関する費用 店舗のデザイン料、内・外装工事費、電気・水道・空調、店舗の内装に沿った什器、看板など、それぞれの店舗種類、またスケルトンは居ぬきか等の状況に応じて、金額が大きく異なります。
- ③その他の費用(稼業の際に必要な主な経費) 店内の装飾品(店舗の内容に応じての装飾品、花などや観葉植物なども含む)、事務用品、BGMの音響用の機器、パソコン、インターネット関連の機器、制服が必要な店舗の場合の制服、清掃用具、トイレ用品、飲食店舗の場合は、仕入れや食器など一式など、店舗営業に必要なものです。
初期費用についての注意点
初期費用で敷金は、毎月の賃貸料の6か月~12か月分がかかる場合があります。退去時には返還されるものですが、退去の際の原状回復(元に戻す工事)で使用される場合もあります。敷金の取り扱いは、賃貸契約書をしっかりと確認しましょう。敷金の12か月分はあくまで相場です。出来るだけ初期費用を抑えるためにも、費用の交渉も必要でしょう。
店舗工事費用とは
店舗の設計や施工などに関する費用(工事費用)は、あなたのお店の希望のデザインや設備機器により決まります。店舗デザインの相場については、次のページを参考にしてください。
【チェック】良い店舗内装デザインにするための必要な費用とは?
準備費用とは?
店舗開業に必要備品はとてもたくさんあります。今は、100円ショップなどで買えるものもありますが、実際の備品を揃えると、意外と費用がかかるものです。特に、「とりあえず買っておく」というのは、無駄が発生し、準備資金を増やすことになりますので注意しましょう。
店舗開業に必要な費用が予算オーバーにならないためのポイントとは?
開業の際に、初期費用を抑え、運転資金を確保しておくのは、順調な店舗経営を行うポイントの一つです。開業費用を限られた予算内に抑えるためには本当に必要なものを吟味し購入する事が重要になります。大きな費用がかかる工事などは、予算を細かくチェックしますが、低価格の備品は、細かく多岐にわたるため、個々には少額とはいえ、合計すると意外に金額なっています。特に必要な備品をリストアップし、購入品のチェックをしましょう。
また、その他に費用(備品購入など)は、あらかじめ、総費用の5%以内、あるいは、一坪あたりにいくらと費用を決めておくと、予算超過しないように気を付ける事ができます。
それぞれの項目で、大まかな目途が経つと、店舗開業するための費用総額が分かるはずです。ただし、おおまかな目安になるので、実際の費用は業者からの見積もりを取らなければ正確な数字が出せません。また、1業者だけでは、その費用が高いか、安いかも判断できない場合もありますので、複数の業者へ見積を取ってから、決定しましょう。
内装工事に関する見積もりは、当社の登録業者から簡単に手に入ります。準備段階から相談することで、より良い開業計画が作ることができますので、プロの業者へ早くご相談することをおすすめしますよ。
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